模倣品対策
意匠権に基づく輸入差止め件数が急増しています. 意匠権に基づく輸入差止め件数の推移(令和4年10月31日「知的財産侵害物品の認定手続における簡素化手続の対象拡大」より抜粋) 意匠権は権利の内容を外観で判断することができます. 大量の貨物の中から模倣…
本と著作物は似て異なる 本を買ったら著作権は消える 買った本を古本屋に売るのとは違う ニセモノを仕入れて売った場合も侵害 ニセモノと知っていて商品を仕入れ、ニセモノを第三者に売ることが知的財産権の侵害になる. これは理解できると思います. ニセモ…
真正品を求めてヨーロッパで購入したブランド品が実は中国製の偽物だったということは珍しくありません. 中国で製造された模倣品の輸出先のトップがヨーロッパです. ヨーロッパへの輸出が多い理由は、ヨーロッパがブランドの集積地だからに他なりません. ヨ…
日本で販売されている日本製品のほとんどは中国で製造されたもので.中国で製造された「日本製品」は日本へ輸出され、また中国国内でも同じモノが「日本製」として販売されています. それにもかかわらず中国人が日本へ行って中国で製造された「日本製品」を買…
「クロネコマーク」が64年ぶりに変わりました。 この2つの「クロネコマーク」 区別できる人はどれくらいいるでしょう。 2つを並べているので区別できたとしても、 一つだけでは区別できないかもしれません。 下が新しい「クロネコマーク」、 すでに商標…
Amazonのマーケットプレイス。 Amazon以外の出品者のことですが、 マーケットプレイスで海外出品者が多いのが気になります。 理由は知的財産権。 商標権や意匠権の網を上手にすり抜けています。 商標権や意匠権などの知的財産権、 権利の効力が及ぶのは国内…
「所有」から「利用」へ消費形態を変えているサブスクリプション方式。 「所有」する消費は、製品を売ることが目的です。 「利用」する消費は、製品を売ったあとの繋がりに特徴があります。 「所有」する消費は、製品それ自体の価値が評価の主体です。 製品…
模倣品がこれほどまでに氾濫した原因、 それは製造とブランドの分離です。 安い人件費を求めて自らの手で製造することを放棄し、 海外の委託工場で製造した製品に単に商標を付して売るというビジネスモデル。 商標は信用です。 これまで自らが長い時間をかけ…
エルメスの偽物が質屋で真贋鑑定できなかったというニュース、 私の経験から現在の偽物事情を書いてみることにします。 偽物というと粗悪品を想起する方がいます。 ところが現在の偽物は品質において正規品と変わるところはありません。 なぜ偽物と正規品と…
特許の相談を始める前に、 特許を取得する理由を確認するようにしています。 企業の知財部から依頼がある場合は、 特許を取得する理由ははっきりしています。 それ以外の場合、 技術オリエントの企業も含めて特許を取得する、 このことが目的になっているこ…
物販を個人レベルで始めることができるshopifyというECプラットフォーム。 ここのサイトは国内販売というより海外販売が得意なようで、マルチ決済やマルチ言語などのローカライズ機能が充実している。 越境ECがブログを始めるような感覚で簡単に始めることが…