特許
職務発明の対価を請求できるのは5年間 職務発明の勤務規則で大事なこと 職務発明規定の必要性 特許出願をするときに提出する願書で、発明者と出願人を特定します. 同じ願書の記載でも発明者と出願人とでは享受できる利益が全く違います.発明者は発明の完成…
企画書や仕様書に書かれているのはアイデア アイデアと表現の違い 創作性がある表現とは アイデアを守りたいなら特許 商品企画に必要な企画書を作り、それに基づいて商品・サービスの開発を進める. システム開発に必要な仕様書を作り、それに基づいてシステ…
何のために特許を取得するのか 特許費用 vs ノウハウ費用 技術情報を管理できない理由 ノウハウ管理が確立されていない 出願公開は18ヶ月後のこと 特許はお金がかかるという理由で特許出願を避けることがあります. 確かに特許に要する費用は安くはありませ…
単なる発明は模倣を許した発明 発明と著作物の違いは模倣の扱い 発明と著作物は保護対象が違う なぜ特許を取らなければならないのか? 全ての発明が他人の模倣から保護されるわけではありません. 世の中には特許制度の利益を得ている発明と、特許制度の利益…
従来技術に比べてどの程度の創作性があれば特許を認めるかはその国の産業政策に依存します. その国の技術レベルが低いにもかかわらず高い創作性を求めると、その国の特許は技術レベルの高い外国企業に占められてしまいます. 一方、通常の創作活動で行われる…
「似ている」発明 「似ている」商標 「似ている」意匠 「似ている」著作物 不正競争防止法 なぜ専門家の「似ている」はずれているのか キャラクタの著作権、ロゴマークの商標権、デザインの意匠権、技術の特許権. 知的財産権の侵害を判断するときにしばしば…
2015年に発表された中国製造2025. 「2025年までに世界の製造強国入り」というロードマップを示しています. すでに中国製造2025を実現するために数多くのプロジェクトが実施されています. そして、これらのプロジェクトを推し進めるために日…
企業経営にとって、特許の取得は、例えば、他社の排除、ライセンス、技術防衛、プレステージという目標を達成するための一つの手段に過ぎません。 ところが特許の取得が簡単ではなく手続き自体も複雑であるため、特許を取得することに価値があるという思い込…
模倣品対策なら特許よりも実用新案と意匠がいい 模倣品対策は日本だけでは足りない 中国だけでは足りない模倣品対策 中国で模倣品を放置するリスク タオバオで模倣品が販売されていたときの対応方法 中国が模倣品天国である理由 「Made in Japan」を表示する…
ものづくり補助金で補助される経費に、特許権・意匠権・商標権などの知的財産権の取得に要する費用が含まれています。 しかし知的財産権は、出願してから登録するまでに各種手続きがあり、さらに出願から登録までに数年がかかることも珍しくありません。 も…
「模倣」は、他人のアイデアをそのまま取り込むデッドコピー的な模倣ではなく、他人のアイデアを分析し、自分のビジネスに合わせて取り込むという模倣です。 今の世の中、他人のアイデアに依存せずに、独自のアイデアを考えだすことは到底不可能です。 全て…
ほとんど全ての民生用技術が軍事転用を可能とする技術です。例えば、センサ技術がミサイル誘導に使用され、デジカメに使われているCCDがスパイ衛星に搭載され、塗装技術がステルス戦闘機に使用されています。 今は誰でも使っているカーナビも、当初は測位精…
新しい製品を開発したので市場に出したい。 はやる気持ちは分かりますが、その前にやっておくことがあります。 他人の特許権を侵害していないかどうかの調査です。 特許の調査は面倒だ、特許の調査はお金がかかる、という理由で特許調査をしない人を見受けま…
社内の技術情報をノウハウとして守りたい、という話を聞くことがあります。 ノウハウ保護を選ぶ理由は、特許出願すると何れ公開されてしまう、特許出願すると費用が発生する、という内容です。 1年6ヶ月の非公開 確かに特許出願すると、出願から1年6ヶ月…
利用発明はフリーではない 特許発明のほとんどが利用発明という現実 著作権フリーにも落とし穴がある 特許権などの知的財産権を開放することがあります. なかには無料で開放する場合も少なくありません. 特許発明を無料で使えるというメリットがあります. し…
契約書に書くべきことは○○をしなかった場合のペナルティを分かりやすく具体的に定めておくことです。 多くの契約書には、○○をしてはならない、という禁止条項は書かれていても、○○をしなかった場合のペナルティ条項が書かれていません。 信義誠実の原則に従…
新しい商品やサービスを開発したときのネーミングの命名は、ネーミングの良し悪しで商品やサービスの将来が決まるといっていいほど大切なアクションです。 商品やサービスを説明するネーミングですが、知的財産を意識したネーミングにしてください。 ネーミ…
「当社の商標権を侵害しています」商標を使い始めてから10年が経過したある日、突然、商標権侵害の警告書が送られてきました。10年も経っているので商標の問題はないと思っていたのに、なぜ今ごろになって、と驚きを隠せません。でもこれは決して珍しい…
輸入貨物の通関検査で知的財産権の侵害の疑いがある貨物が発見されると「認定手続」という手続きが行われます。 商標・著作権・特許・意匠などの知的財産は、侵害かどうかの判断が大変難しいため、「認定手続」という特別な手続きで侵害かどうかを判断するこ…
個人で使うために買った偽ブランドは輸入できないのか? 答えはNO。 インターネットの発達により日本にいながら外国の製品が簡単に購入できるようになりました。 しかし、それに伴い知的財産侵害を理由とする税関のトラブルも増えています。 問題になるのが…
「クロネコマーク」が64年ぶりに変わりました。 この2つの「クロネコマーク」 区別できる人はどれくらいいるでしょう。 2つを並べているので区別できたとしても、 一つだけでは区別できないかもしれません。 下が新しい「クロネコマーク」、 すでに商標…
中国進出ブームが始まったとき、 大小含めてあらゆる企業が中国に進出しました。 15億人とも言われる巨大なマーケットに期待を込めて。 ところがその中国で競争に勝ち残っている企業がどれくらいあるのか。 ほとんどが撤退しています。 魅力的はマーケット…
Amazonのマーケットプレイス。 Amazon以外の出品者のことですが、 マーケットプレイスで海外出品者が多いのが気になります。 理由は知的財産権。 商標権や意匠権の網を上手にすり抜けています。 商標権や意匠権などの知的財産権、 権利の効力が及ぶのは国内…
「所有」から「利用」へ消費形態を変えているサブスクリプション方式。 「所有」する消費は、製品を売ることが目的です。 「利用」する消費は、製品を売ったあとの繋がりに特徴があります。 「所有」する消費は、製品それ自体の価値が評価の主体です。 製品…
本物そっくりのミニカーが自動車の意匠権の侵害になる欧州と侵害にならない日本 商標と意匠の違い 存続期間が有限の意匠と半永久的な商標 欧州意匠の特徴は物品の運用です. 物品と外観デザインを一体として権利範囲を定めている. これが日本の意匠制度. 欧州…
模倣品がこれほどまでに氾濫した原因、 それは製造とブランドの分離です。 安い人件費を求めて自らの手で製造することを放棄し、 海外の委託工場で製造した製品に単に商標を付して売るというビジネスモデル。 商標は信用です。 これまで自らが長い時間をかけ…
契約書は何のために必要なのかを考えたとき、 世の中に氾濫している雛形契約書は全く役に立ちません。 これらの雛形をみるとほぼ書いてあることが共通しています。 当たり前のことですが、 万人の取引に共通することだけを書いているからです。 契約書が必要…
取引を始めるときに交わすのが契約書。 でも契約書のことを真剣に考えている人がいない、 ということを日々の実務で感じています。 理由は一つ。 契約書を作ってもどうせ守られないから。 特に、相手が中国企業だと顕著です。 自身が嫌な経験をしたり、 メデ…
アイディアの利用は自由 特許は例外 アイディアより表現が格上 法律がその目的を達成しているのかは分からない 世の中には2つの創作があります. 特許発明のように、権利を取得する手続きをしないと保護されないもの. 著作物のように、何ら手続きをしなくて…
中国企業からの業務提携の話があったとき、 慎重になって専門家に相談する人と、 すぐにでも取引を始めてしまいそうな人がいます。 私が関与できるのは相談をして頂いた人です。 でも職業がら、どうしてもリスクの話をしてしまいます。 なぜ業務提携先に選ば…